切手の相場は下がったまま。株で言うなら「塩漬け」ですね!今後値上がりしても、一部の貴重なものだけでしょう。さらに値下がりする可能性を考えてみました
趣味の切手は人気が下がってきても換金はできます。コレクターから投資家まで、大量処分が増えてきました。相場を買い支える人が更に減るのです。今後の相場見通しも下落傾向なら、持ち続ける理由もないと言えます。
Contents
切手相場の値下がり予想
・市場価格の下落
切手取引は個人から法人まであります。売買は中間業者や業者間オークションなどでの価格が影響してきます。販売不振になったり、過度の在庫余りなどで切手の相場は下がります。
・収集家の処分
切手ブームは昭和30年頃でした。当時のコレクターも年を取り、処分する人が増えました。大口の収集家が売りに出すと相場は下落します。レア切手も今では手に入りやすくなりました。
・プレミア切手の暴落
「見返り美人」「月に雁」が有名です。明治時代の手彫切手など、希少性のあるものは今でも高値を維持しています。プレミアが付くものでも、希少性が減ったり人気が落ちるとプレミア消失もあるのです。
・切手の投資価値減少
切手ブームの頃から、投資として買われてきました。それが投資的に意味なしと判断されると、売却する人が増えます。プレミア切手の価格も下落するでしょう。
・切手の大量発行
切手はどんな種類でも大量製造されました。昔プレミアだった「見返り美人」でも100万枚はあります。未使用状態でプレミア切手が大量にあるのです。実際に未使用バラの見返り美人の相場は暴落に近いくらい低いです。下落しないものはシートセットなど希少価値のあるものです。
・円相場の上下
日本では円高時代がありました。円高になると現物資産の価値は下がります。金や切手などの資産価値は下落するのです。しかし日本、世界ではインフレが懸念されています。ハイパーインフレが起きると、反対に切手価値は上がってくるのです。
[naibulink]
相場下落と処分時期
日本の郵政事業は今も切手を大量発行しています。もちろん販売買取で利益を上げるためではないからです。郵便切手に投資価値や希少性は出にくいと言えます。
昔の切手でも価格帯は落ちました。戦後では1枚の切手の相場は数円でした。
[bukka]
現在では52円、62円、82円などがあります。物価が上がり、同時に1円の価値も下がったのです。昔の切手をそのまま郵便物に使うとしても、重量に対して切手の額面価格が低いこともあります。郵便使用するよりは換金処分するほうがお得な種類もあるのです。
切手はこれから値上がりしづらいでしょう。五輪効果や投資ブームが起きても、一部の貴重な切手が高値で取引されるだけです。アンティークとして希少性があるものは高く売れます。しかし「見返り美人」は価格相場が大幅に下落しました。発行数が多かったことと、収集家の処分が増えたことなどが考えられます。
切手の相場が下がるなら、処分時期を先延ばしにする理由もないのです。プレミアが付くものは一部のみになるからです。普通切手、記念切手のほとんどは郵便使用するのがよいとされています。
昔値上がりすると考えて切手を買った人は大損でしたよ!処分はどうしたらいいか、迷ったら鑑定をおすすめします。レア切手があれば一枚でも高く売れるからです
[kaitorisell]
[sanko]