コレクターの方にはうれしいお知らせです。昔のプレミアはまだまだ価格が高くなっています。ただし残念なことに価値は下がる傾向にあります。その理由を解説します
1956年切手趣味週間「写楽」
▼1956年切手趣味週間
額面 10円
買取相場 未使用600円~
東洲斎写楽の市川海老蔵。切手ブームの終わり頃ですが550万枚とやや少ないため価値は高くなります。使用済みで消印ありでも400円以上の価値があります。初日カバーやコレクション品などは希少性が出るのです。
人気があったころのものです。額面が古いものですが、郵便として使うにはもったいないですね。プレミアはもっと高いものがあるんですが、千円で売れてもすごく高いですね。
▼1984年切手趣味週間
額面 60円×2
買取相場 30円~50円
2枚連刷10枚シートです。東洲斎写楽の「大谷鬼次の江戸兵衛」「岩井半四郎の重の井」がデザインされました。普通の記念切手と同じ価値になります。発行枚数が合計2250万枚のため価値が上がりにくくなっています。切手ブームも完全に終息してしまいました。
[chudansell]
日本国際切手展2001
額面 80円×10枚 800円
買取相場 未使用 800円~
2000年に発行されたシール式の記念切手です。日本国際切手展のイベント前に発売されました。復刻版の市川海老蔵の写楽、喜多川歌麿のビードロを吹く女などがあります。郵趣、コレクターには懐かしいものがあります。他にはガン、セキレイなどがあり10枚セットです。シール切手ですが買取はできます。シートを切り離すと価値が下がるため注意しましょう。
額面 50円×5枚+80円×5枚 650円
買取相場 未使用 600円~
「Phila Nippon 2001」の記念切手として200万枚が発売されました。シールタイプですが郵便使用もできます。「岩井半四郎の重の井」 「大谷鬼次の江戸兵衛」の写楽画のほか、歌川国政の「岩井粂三郎の千代」「市川高麗蔵の佐々木巌流」もあります。日本で最初に発行された「竜文切手」、キジバト、オシドリ、メジロ、ヤマゼミがデザインされました。
額面 50円×5枚+80円×5枚 650円
買取相場 未使用 1,000円~
国際切手展のシンボルマークのタブが付いています。2,000万枚の連刷シートです。復刻版の「見返り美人」「ビードロを吹く娘」などがあります。 東洲斎写楽画としては「市川男女蔵の奴一平」「大谷鬼次の江戸兵衛」「坂田半五郎の藤川水右衛門」「瀬川菊之丞の田辺文蔵妻おしづ」「岩井半四郎の重の井」があり、歌舞伎や芸能がデザインされました。
[naibulink]
写楽切手もっと高く売るには
切手は未使用品が高くなります。もっと高いのは連刷シートです。シートのままだから、価値が高いのです。
昔のものほど品質状態が重要です。裏糊がはがれたり、ヒンジや目打ちの部分まで評価されます。プレミアの1956年写楽は折り曲げたり、汚さないように気を使いましょう。
◆高く売る方法
・高額査定の店を探す
・専門の切手買取会社選ぶ
・思い出の品物だったことを説明
・大量処分でオマケ期待
・保管状態を良くして減額されない
・査定前に汚れや傷を付けない
・複数の会社に見積を聞いてみる
普通の切手でも買取価格は違います。査定に出しても売らないといけないわけではありません。他の会社でいくらか聞いてみるのもいいでしょう。当サイトの価格相場を参考に、高い所を探してみる方法もあります。一般的に、枚数が多いほどプラス査定が出やすいです。古い切手は台紙張りにはしないで、そのまま査定に出すことをおすすめします。
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